BBT 大学 (https://bbt.ac/) の「プロダクトプロトタイピング」コースがそろそろ本格化してくることを踏まえ, 私 (山田) のプロジェクトの運営方針を書いておきたいと思います.
注: プロダクトプロトタイピング・コースは, (2024 年 10 月現在) 五人の教員がそれぞれのプロジェクトを持ち, 学生はいずれかのプロジェクトに参加することになります. このマニフェストは, その中でも私 (山田) の運営するプロジェクトに限定されるものであることに注意してください
このプロジェクトの目的は,
ことです.
特に重要なのは, 「動く, 見える, 触れる形にする」という強い意思を持つことです.
半年のプロジェクトでそれが実現可能かどうかは分かりませんが, とにかくそれを実現しようとする意思を捨てずに進みましょう.
動く何かを, 見て, 触ることによって, 手と体を動かすことによって, 次のアイデアを惹き起こせるようにしたいのです.
プロトタイピングはメディアなのです.
スタートアップ, 破壊的イノベーション, アジャイル, グローバル化, テクノロジ主導というようなことが声高に言われ, もてはやされるようになってしばらくが経ちます.
しかし, それらが社会/共同体に根付き (過ぎ), 束縛し, 破壊する可能性さえ高まっている今, 必ずしも無邪気なふりをしているわけにはいきません.
特に本学のような, ビジネスの実現を目指すような教育機関では, その背景にある歴史, 文化, 知識, 社会についてよく学び, 自分の力で考えた上で先に進んで欲しいと考えています.
目先の, 自分だけにとっての, 利益, 成功だけを追い求めることは, 最終的にあなたやあなたがいる場所にとって大きな害をもたらしかねません.
プロトタイピングは, そのような事態をあらかじめ防ぐための重要な道具になり得ます.