Motoko は Dfinity/Internet Computer で Dapps/スマート・コントラクトを記述する目的で作られたプログラミング言語です. Internet Computer の Dapps/スマート・コントラクトには, Motoko だけではなく Rust (公式) や WebAssembly にコンパイルされる他のプログラミング言語を使うこともできます.

Motoko は既に実際に使われている言語ですが, ヴァージョンが 0.6.29 (2022.06.26 現在) であることからもわかるようにまだ発展途上で, 特にライブラリの整備はまだこれからなのは確かでしょう. 実際, 今ある Internet Computer のスマート・コントラクトの多くは Rust で書かれています.

それでも Motoko が興味深いのは,

• Motoko が今までのプログラミング言語にはない特徴を持ち (持つ可能性があり),
• これからの (おもに Amazon/Google/Microsoft などの支配下にあるクラウドの先の) コンピューティングがどういうものになり得るかという姿を Motoko の中に見ることができるのではないか

と考えるからです → オブジェクト棲息圏としての web3

• Motoko プログラミング言語ガイド
  • Internet Computer 公式サイト Developer Docs/Building on th IC/Lnaguages/Motoko (Motoko のヴァージョン: 0.6.29, ドキュメント・リポジトリ の commit SHA-1: c44b19822d14afe06ca85007fc27b4c902a92795 (2022.06.23)) の日本語訳 (ただし, サマリやリファレンスを除く) です.
  • 翻訳品質はそれほど高くなく, 間違いも含まれているとは思いますが, 計算機科学的に意味のとおる訳になっているはずです
  • 対訳形式にしているので, 対応する原文への参照, 用語などの原語/訳語対応は分かりやすいと思います
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